day366 1年を過ぎて
正直なところ去年の今ごろ…のぶが亡くなった翌日は何をどうしていたか覚えてない。
たぶん前の日はアトリエから浜松の自宅、のぶの実家、病院、葬儀社なんかを回って、頭ぐるぐるしながら意識失ったような状態で何時間も運転してひとりまたアトリエに戻ったと思う。のぶの実家にワンちゃんをひとり置いてきたことを「どうしよう、どうしよう」と思って一睡もできなかったし、何も喉を通らなかった。
(動物ボランティアの知り合いに…深夜だったのでメールを…して待っていたけど、ついに返信は無かった)
ずっと心の中で助けを呼んでいたと思うけど、誰も助けには来ない。
目の前に、病院の人、警察の人、葬儀社の人、それから駆けつけてくれた叔父と叔母も居たのに、私は言葉も感情も失っていたと思う。目の前に横たわるのぶは冷たく何も話してくれない。
こんな思いをするために生きているのか、と自分を呪ったと思う。どこをどうやってアトリエに戻ったのかも不明だ。身も心もクタクタになっていたけど眠ることは出来なかった。
その次の日は否応なく葬儀の準備で(お通夜はやらずに納棺だけやった)、考える暇もなかったと思う。突然の喪主はあまりにも荷が重かった。でもたぶんやったんだと思う。
もう二度とこんな経験は無いだろうし、したくもない。