まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day101 河島英五

のぶはさほどTVを見なかったけど、古いものは好きだ。古いドラマの再放送や、古めの曲がかかる歌番組。NHKの「うたコン」も古めの曲をやるので、好きだった。

 

昨日の放送を見ていたら、たまたま河島英五さんの「酒と涙と男と女」をフィーチャーしていて、五木ひろしが弾き語りで歌っていた。

 

のぶは河島英五が好きだったな。車のHDにも入っていたし、よく歌っていた。どちらかといえば「時代遅れ」をよく歌っていたかな。きっと曲の中に出てくる不器用な男を自分に重ねていたんだろうな。

  

 

曲を聴きながら、のぶを思い出していたら、その夜の夢にのぶが出てきた。いつもののぶで、特に何もせずに穏やかにそこに居るだけだったけど。


私がのぶに何もできなかった後悔とかそういうのはいっぱいあるけど、やっぱり一番悔しいのは、のぶにもっと幸せになってほしかったのに、ということだと思う。病気が治って、以前のように明るく楽しいのぶに戻って、カラオケをしたり日常を楽しんだり、ドライブして温泉に言ったり、コロナが治まったらまた行ければいいと思っていた。

でもそんな心配はしなくていいんだよな、きっと。もしかしたらいまごろ河島英五さんに会っているかもしれない。大好きな高倉健さんや渥美清さんに会っているかもしれない。楽しんでいるのかもしれない。そう信じたい。

 

day100 たま

今日で100日目なのね。まだ100日しか経ってないのか。

 

今日はうちの初代アトリエ店長猫、たまの誕生日だ。ちょうど20年前の2001年4月20日生まれで、2012年4月25日に11歳で亡くなった。

 

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宇宙人みたいに変な行動する猫だったけど、たまを飼うようになって製作と教室の仕事が回りだしたので、神なんだと思う。だからなんとなく、たまは死なないと思っていた。でも、当たり前だけど寿命が来た。

 

たまも、その後に亡くなった猫たち、銀ちゃんもグリもショコラも、みな10歳〜12歳で亡くなっている。昨今の飼い猫の寿命を考えればそんなに長くない。私は愛するものに10年程度で別れる運命でも背負ってるんだろうか?

 

のぶも出会って10年目で別れることになった。

 

偶然に違いないけど。

 

でもみんないつかは死ぬってことは本当のことなんだよ。

 

2013年のたまの一周忌に、のぶがピンポンマムという花を買って供えてくれた。たまによく似ているからと。つくづく動物を愛する優しい人だったな。

 

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たまが亡くなって10年経っても、いまだに私は悲しい。他の猫たちもそれぞれに大切だけど、たまに代わる猫はどこにもいない。

 

私ものぶには花を絶やさないようにしたい。

 

のぶがいなくなって100日しか経ってないけど、10年経っても100年経っても、悲しいもんは悲しい。

 

 

 

day99 カレー

のぶはカレー好きだ。一番良く食べに行ったのは、たぶん「かつさと」のカツカレーだと思う。「かつや」のカツカレーもたまに食べたけど「かつさと」の方がお気に入りだった。何故かCoCo壱は行ったことがない。チェーン店以外のカレーのお気に入り店をピックアップ。

 

ボンベイ

 

カレーといっても、日本では日本風カレーとインド/ネパール風カレーのどちらかが主流だ。ボンベイのカレーはどちらでも無い。なんだか不思議。

 

東海地方で初めての本格的インドカレーのお店「ボンベイ」(浜松街中)が閉店後、10年ほどを経て、ご主人が自宅で再開したのが「ボンベイ庵」。1日5組の完全予約制で、けっこう長く季節休みがあるので、予約を取れたらラッキー。場所は引佐の見晴らしの良い別荘地のようなお店。テラス席で頂いた。

 

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カレーというより、スパイス料理という感じ。小さなナンとご飯の両方が出てくる。とにかくこれまで何処でも食べたことのないような唯一無二のカレー。


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コーヒーは自分で豆を挽いてそれから入れてくれます。コースのみで2200円くらいで、異次元体験レストランって感じで凄く思い出になりました。のぶはまた行きたいと言っていました。

 

★ロサンアジアンキッチン

うちから歩いていけるインド/ネパールカレーのお店。旧店名エベレスト。このころはランチが550円だったけど、現在は700円くらいでサラダやドリンク(ラッシー)付。めちゃくちゃ大きいナンがついてきてこの価格はビックリ。しかもお代わり自由だったような。同じマンションの人がお店の経営者ご夫婦でした。また行きたいと言っていたのに、行けないまま引っ越してしまいました。リベンジしたいです。

 



★印度カレーmana

佐鳴湖畔にあるカレーのお店。いわゆるインド/ネパール人のやっているお店ではなく、日本人がやっているインド風カレーのお店なので安くはないけどおしゃれでおいしいお店。ナンはなく、お米でした。



day98 洗濯物、サイレン

14回目の日曜日。珍しく晴れていて、気温も湿度も一年で最も過ごしやすいような日だ。

 

11:45、目を閉じて祈る。どうか安らかに眠れていますように。のぶが苦しむことがありませんように。いつもの日曜日と同じく、ラジオからは安住さんの声。それが日常だった。変わらないと思っていた。

 

お天気が良く、風が心地よく、洗濯物がよく乾く。浜松のマンションのベランダで洗濯物を取り入れていたのが私の日常だった。

 

近くに遠州病院があったため、しょっちゅう救急車のサイレンが聞こえていた。ベランダで洗濯物を取り込むときは必ずサイレンが聞こえていたろうな気がした。夏の刺すように強い日差しだったり、冬のホッとする暖かい日差しだったり、いい香りの洗濯物を抱えて、幸せなはずなのにいつも不安になった。この幸せはいつまで続くのだろうと懐疑的になった。サイレンのせいだろうか。あのサイレンは私の頭の中で鳴っていたのだろうか。いつも泣きそうになった。

 

あの日、のぶが亡くなった日、晴れの日曜日だった。のぶは洗濯をし、ベランダに干した。それから数時間後に救急車のサイレンが響き、のぶが搬送され、さらに数時間後、私はベランダで乾いているけど冷え切ってしまった洗濯物を取り込んだ。

 

そんなことする必要があったのか?しなければならなかったのか?死ぬほどつらい気持ちで洗濯のことを考えなくてはならなかったのか?

 

私もいなくなってしまいたかった。でも私はいまだに生きている。洗濯をしながらも、居なくなったのぶのことを考えている。

 

 

 

day 97 雨の土曜日

毎日のぶに感謝して、手を合わせている。

 

なんの役にも立たないけど、毎日のぶのことを書いている。のぶが望んでいるかどうかはわからないけど、これは私の贖罪に過ぎません。

 

のぶほど優しい人間はいないよ。のぶは世界で一番私を褒めてくれた。それだけでものぶに出会えてよかった。

 

のぶは神様(的なもの)に、「もう戻っておいで、そこは辛い世界だから」とかなんとか言われて、リリース(解放)された。私はまだ修行しなきゃいけない。体の一部、心の支えを失っても生きていかなくちゃいけない。どこからでもいいから見守ってほしい。

 

のぶは自由の身だ。鬱陶しい肉体を捨てて、翼を得て羽ばたいている。

 

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day96 ハンバーグ

浜松は浜名湖もあるし遠州灘にも面しているのでお魚が美味しいところだけど、ハンバーグのお店も多いです。みんなハンバーグが好きなんだな。

 

やはり静岡県西部は、ハンバーグで有名な「炭焼きレストランさわやか」発祥の地だけあって、それに追随して美味しいハンバーグレストランがしのぎを削っているんだろうと思う。

 

なにせ浜松には10店以上「さわやか」の支店があるけど、どこもいつも行列が出来てます。他のお店のハンバーグも食べたけど、のぶは絶対び「さわやかの方が好み」と言ってました。最後まで。

 

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のぶと出会って2回目のデート(2011年8月下旬だったと思う)は、ららぽーと磐田(浜松市の東隣)でした。ららぽーとはレストランも何箇所かあったけど、のぶは「美味しいハンバーグのお店があるからそこに連れて行きたい」と行って、連れてってくれたのが…「さわやか」!磐田店。

 

決してガッカリではないんだけど、実は自宅の近くにも(中部地方だけど)「さわやか」はだいぶ前からあって、しかもサカナ好きの私は1、2度しか行ったことがなくて、ただのチェーン店と思ってました。でも、のぶが一生懸命、前の日から考えて、大事な場所を教えてくれるように連れて行ってくれた場所です。それ以来私も「さわやか」好きになりました。よって、ハンバーグは「さわやか」一択です。

 

「さわやか」は現在も静岡県内にしかないのですが全国区になったのは多分、磐田出身の女優の長澤まさみさんが「地元に帰ると必ず行く場所、ソウルフード」と紹介してからじゃないでしょうか。それ以来ここ10年くらいで、全国区のTVでもたくさん取り上げられてると思います。2017年の大河ドラマは浜松が舞台の「おんな城主直虎」だったり、ゆるキャラグランプリで浜松のゆるキャラ出世大名家康くん」がグランプリを取ったり、浜松はめちゃくちゃPR活動を頑張って、浜松の知名度が上がったと思います。

 

それと相まって浜松の取材ロケといえば絶対と言っていいほど「さわやか」が紹介されていたような気がします。直虎の主役柴咲コウさんもNHKの「鶴瓶ぼ家族に乾杯」で「さわやか」(細江店)に来てますし。他にも映画ロケの誘致もたくさんしていたようで、浜松頑張ってるなと思ってました。

 

自分が住んでいたからかもしれないけど、浜松の良さは方々で目立ってました。浜松の良さを私もしみじみ感じた10年です。離れたくなかったな。もっと住んでいたかった。もちろんのぶと、猫たちと。また、のぶとさわやかのハンバーグ食べたい。

 

 

 

 

day95 イタリアン

のぶにとってイタリアンは「スパゲッティ」と「ピザパイ」。
パスタでもなくピザ・ピッツアではなく、スパゲティとピザパイ←これはイタリアンではなく日本の喫茶店文化みたいなもの。だから本格的なイタリアンはのぶにとってなじみのない食べ物だったらしい。80年代後半にイタめしブームになったころも、相変わらずスパゲティとピザパイだった。

のぶの一番好きなイタリアンのメニューを訊けば、たぶん私の作ったナポリタン(喫茶店ぽいやつ)だと思うけど、何度かイタリアンのレストランには行きましたよ。美味しいものは何でも好きです。

 

★ランテルナ

近くなので何度か歩いて行ったことがあります。個人のお店なのですが、道を挟んだ反対側がチェーン店のパスタ屋で、ちょっとだけ立地が不利かも、でもはるかにおいしいです。特に前菜盛り合わせの美味しさは絶品。パスタも手打ちがおすすめ。値段もチェーン店とそんなに変わりません!

 

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★イル・クッチョロ

残念ながら現在は閉店していました。

全てがおしゃれ!ややお高め(ランチで2200円だった)だけど、食材のこだわりがそこかしこに感じられて、とても満足できました。人気店なので予約がとり辛いです。

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からすみとアンチョビのパスタ、まずいはずがない!

ムッシュタキの店

ここが一番来たかもしれません。浜松ではなくお隣の湖西市で、JR/天竜浜名湖線新所原駅から歩いて10分くらいのところにあります。最初に来たのは2013年のゴールデンウィーク天竜浜名湖線の乗り放題切符でプチ観光旅行をしていて、アスモ前という(旧アスモ=デンソーという会社専用の駅みたいなもん)本当に何もない無人駅に降り立ったとき、ホームにムッシュタキの店の看板がありました。気になりますよね。イタリアンなのにムッシュ?タキってご主人の名前?で、興味本位で行ってみたのが始まります。これが当たり。美味しくてコスパのいいお店でした。前菜、スープ、パン、パスタ、デザート盛り合わせ、コーヒーで1500円くらいです。パスタも手打ち。

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これは、2020年10月、私の誕生日に連れて来てもらった時のもの。最後の訪問になりました。のぶは私の誕生日には必ずどこか連れて来てくれたものです。本当にありがとう。今年から誰も何処も連れて行ってくれないだろうから寂しくなるな。