まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day270 誕生日

誕生日も、誰かから言われなければ忘れるくらい。祝ってくれる人が居なければ他の日と同じ。去年までの10年はのぶが祝ってくれた。のぶが祝ってくれない今年から私が死ぬまでの誕生日は別になくてもいい。

 

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これは2012年、まだ結婚する前にのぶがフレンチレストランで予約してくれたメッセージ付きデザート。毎年2人でレストランでちょっと美味しいものを食べるのが恒例になった。

 

今年はどうせひとり。浜松ののぶのお墓に行った。今日も快晴。

 

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のぶを幸せにしてあげられなかったから辛いのだけど、のぶを思うのも辛い。ずっとそうだろう。

 

相変わらず、私の母は毒母で、こんな日ですら機嫌が悪い。彼女はただ私が召使いのように、どれだけ美味しいご飯を持ってくるかの方が重要だ。最愛の夫を失った私より、自分の腰が痛い方が辛いという。病気で仕事復帰がままならなく苦しむのぶにひどい言葉もかけて落ち込ませていた。もう母とは離れたい。実家の近くの仕事場にとりあえず戻って来たのに10ヶ月で苦痛になって来た。

 

母は理由もなく自信家で、いつも女王様のように振る舞い、口ばかりで何もしない。私を異常に自意識低く育てて召使いのように使って来たけど、こんな人だから当然ながら次々と親類縁者が付き合いをやめてしまい、孤立している。特に義妹(兄弟の妻)には異常なまでの厳しさで、煙たがられている。母に息子がいたとしたらその妻(嫁)は大変だったと思う。居なくてよかった。でもその代わりに私は「息子じゃないから残念な次女」と言われて育った。

 

これまでは孤立してちょっと可愛そうと思っていたけど、私まで「思い通りにならない人間」と罵倒し出したから、もう我慢の限界。引っ越したい。現実的には引っ越して家賃を払って生活できるかどうかわからないけど(独り身で収入が不安定な50代女に貸してくれる物件は相当少ない)。かと言ってローン組むのはもっと無理だろうし…。今の家を売っても即金で買える物件は相当辺鄙なところだろうなぁ。

 

のぶとずっと暮らしたかったな。