day239 失敗
ちょうど1年前の私のFacebookの日記。
今週土曜日から展覧会だけど、1年前も展覧会直前だった。展覧会直前は気持ちがせわしない。
この時すでにのぶの体調が悪く(5月から休職していた)、私はいろいろ追い詰められていたようだ。あまりにも余裕がなかった。
もっといろいろな人に訊いたり頼ったりすれば良かった。少なくとも私たちがやった範囲では、何の役にもたたなかった。ずっと「様子見」が続いてしまったのだ。
のぶが余命4ヶ月なことを誰も知らない。知っていたらもうちょっと何とかした。この時は(というかのぶが亡くなる日まで)、この先の人生をどう生きていくか考えるのに精一杯だったのだ。
のぶには本当に申し訳ないと思う。私は何も出来なかったし、のぶを追い詰めてしまった。もっと膝を突き合わせて話し合えば良かった(のぶはほとんど自分から話してくれなかった)。どうしていいか本当にわからなかった。
人間は誰でも失敗する。人生を左右するほどダメージの強い失敗もする。でも生きていればそこからスタート出来る。でものぶと私は違う。死はどうやっても人生をやり直せない。
私は失敗をし、罰を受け、のぶから離されてしまった。絶対に、2度と会えないように。