day333 教室閉店の事
夫に先立たれるのと、26年続いた教室を閉店するの、どっちがツラいか。
前者の方がツラいけど、後者も相当にツラい。のぶがなくなったのと同じように、教室が無くなることを考えると涙が止まらない。
教室最後の日は来月の1月10日にした。のぶの命日、1周忌。愛するものが去った日にした。わかりやすい。絶対忘れない。
もう、書くのもツラい。お教室を辞める理由はただ一つ。「誰も来ないから」と言う情けない理由しかない。つまらない場所なのだ。行く価値のない場所なのだ。全部私のせいだ。私は捨てたれたのだ。
これからは私は創作・製作だけで生活して行くことになる。好きなことだけで食っていける算段があるだけ、ある意味幸せだ。
2000年代の最盛期には生徒が40人近くいて、カルチャースクール講師もやって、月に10日以上はお教室だった。通販の仕事もやっていて、作品も作って、ものすごく働いていた。30代でアトリエ兼自宅も建てた。たぶん私は働き過ぎた。(実際この頃に体調を崩した)。もう私はセミリタイヤしても良いのかなとも思う。ひとりならなんとか暮らしていける。
教室がなければ、ここに居る必要はない。作品はどこでも作れるし、作品展だってたまにあるだけだからそのくらいの移動は苦にならない。
終わるとなると寂しいけど、自由になったと思えば良いのかもしれない。新しい土地で、必要とされてまた教室ができるかもしれない。