day334 月命日の墓参
11回目の月命日。
最初のうちは時間が止まってしまったようだったけど、ここ数ヶ月は進むのが早い、と言うか元に戻った。もう11ヶ月経ってしまったような気もするし、ようやく11ヶ月経ったと言う気持ちが両方ある。
今日も晴れ。遠州では珍しく風がほとんど吹いていない暖かい日。のぶのお陰で晴れていると思っている。
その後、のぶの実家の跡地に行った。
8月末に解体作業を終えたまま、まだ空き地になっていた。ああ、この土地が借地でなかったら良かったのに。60年も借地代を払ったら買えたと思う。でものぶのものではない。もちろん私のものもでもない。ただ眺めるだけだ。
(ちなみに現在の法律での正式な手続きをしていないままの借地だったため、借地権も存在しないようだ)。
空き地に小さな青紫色の花が咲いていた。これ何?ラベンダー色はのぶの好きな色。愛車もラベンダー色だった。まるでのぶのような目立たずひっそり咲く可憐な花。のぶの生まれ変わりかもしれない。
忘れられるのが本当の死、だと言ったのは誰だったっけな。忘れられないように私もこのネットの雲の中にのぶを記し続けるのだ。