day296 保険外交員
今日、保険外交員がうちに来た。私が長いこと入っている大手保険会社のガン保険の見直しでの訪問。
若い男性で、いろいろ保険のことを話していたら、彼は3週間後に浜松八幡宮で結婚式を控えているという。
思わず「私もそこでやったんだよ!」と言って、ちょっと後悔した。
何故なら、保険屋なら私の個人情報を知っているはず…少なくとも個人情報を見れるはずだし、ライフプランを見ておすすめの保険を作っているはずだ。
浜松から引っ越している。同時に受取人が夫から姉に変更されている。結婚式やったのに現在独身。のぶも同じ保険に入っていたけど今年、死亡解約している。総合的に見れば私はどう見ても未亡人だ。
湿っぽい雰囲気になるだろうし、保険屋は人のライフステージが変わるごとにおススメの保険をジャンジャン持ってくるのが仕事なのだ
が、そうはならなかった。ここから彼の妻自慢が始まったのだ…。
八幡宮で挙式した先輩の話など何も聞かず、突っ走る。妻はこういうのがが着たいんです、こういう式にします、招待客は多くて〜…
うう、思い出した。のぶとの幸せな挙式を思い出して泣けてきた。
もちろんこっちは大人だ。ふんふんと訊きながら私は下を向いた。早くお前の話終われよ、と無言で願った。もちろん顔には出さない。幸せになれよ若者。でも彼はまだ保険外交員としては半人前だ。
保険外交員や美容師さんはオバチャンがいいな…。