まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day242 展覧会 (搬入)

明日から展覧会。私を含め8人の作家が出品する「まねきねこ展」だ。今日は搬入に行って来た。

 

私に製作という仕事があって良かった。

 

それで食っていけるかどうかは、現在のこの状況では微妙なところだけど、なんとか25年以上やって来ている。いい時も悪い時もあったけど、自分が製作する姿勢はほとんど変わらない。

 

私がこんなどん底にいることを知ったうえで、声をかけてくれる人に感謝している。

 

大抵の人にとって、仕事=生活するためのお金を稼ぐ手段、だと思う。好きでたまらなくてその仕事をやっている人は少ないと思う。私はそのチャンスに巡り合い、掴んだのだから幸せな人間なのだと思う。ひとつの幸運を掴んだ故に、孤独でいなければならないなら、人生の皮肉だ。全て完璧に揃っている人などそうはいない(はたから見たらそうでも)。

 

今は仕事しかない。幸か不幸か、世界中で、家にこもっていることが推奨されているので、家から出ないで製作をする人間は誰にも迷惑をかけないので褒められてもいいと思う。もちろんもっと褒められる職業の人は大勢いるけど。

 

私の仕事は、エッセンシャルワーカーのように社会の役には立たない。でも、誰かの心を緩めるものが作れたらいいと思う。

 

緊急事態宣言が出ているので、そんなにお客さんも来ないかもしれないけど、展覧会はこれからも続けなければならない。もちろん感染対策はちゃんとして、ルールを守って。