まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day250 優しさと搾取

私が尊敬する仕事のお付き合いのある女性がいて、ここのところおしゃべりする機会が多かった。

 

その方は60代でとてもチャーミング。おしゃれでセンスがよく、すっごく優しくてあちこちに気がまわる女性。とても苦労していまは起業してオーナーとして働いている。いろいろ尊敬するのですが、そんな彼女の優しさにつけ込む人がいる。

 

長く付き合いのある年配の人で、その人も相当な苦労人でオーナーさんがとても仲良くしてくれていた。まるで身内のように面倒みたりご飯をご馳走していたらしいけど、あまりにも理不尽な(お金関係の)裏切りに遭ってしまった。

 

何より信頼していた人からの裏切りは精神的に辛いと思う。オーナーさんは何も悪くないとわかる。恩人を裏切る人の頭ってどうなっているんだろう。その人は元々身勝手な人間で、みんな嫌になって離れていく。そんな中唯一とも言える救いの手を裏切ったバカな老人。のたれ死ねば良いと思う。

 

良い人を食い物にする人間がいるのが悲しい現実。そんなことがあったらもう人に優しくするのを躊躇してしまうよね。

 

私は全然優しい人間じゃないけど、明らかに搾取してくる人間もいる(義実家解体の際のS氏の時みたいに)。うまく行っている時や羽振がいい時には寄ってくるけど、窮地に陥ると一気に人がいなくなる。コロナで仕事がちょっと上手くいかなくなり、夫が死んだら、びっくりするほど急に私の周りから人が居なくなった(特に仕事関係)。

 

連絡に返す人すら少なくなった。のぶは私の展覧会の時に、教室の生徒に差し入れを持ってきてくれるほど優しい人だった。その差し入れを食べた人で、のぶのお悔やみの言葉すら何も無い人もいる。夫の死を伝えたら「キモい」と言ってLINEブロックされたこともある。

 

だからいま付き合ってくれる人は本当に私に必要な人なんだろうな。まあ高みの見物している人もいるけど。

 

人に優しくしたいけど、搾取されるのは嫌だ。全て自分のせいだろと思うけど、展覧会にお花すら貰えない人間って何だ。生きてる価値もないよ。