まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day127 朝ドラ

のぶは朝ドラ(NHKの朝の連続テレビ小説)が大好きだった。


出会った10年前から、毎日欠かさず見ていた。

とはいえ放送時間には会社に行っていたので、いつも録画していて、帰宅後に見ていた。流し見ではなく、結構ガッツリ。毎日流れる主題歌も、出演者やスタッフのテロップもじっくり見ていた。

のぶはほとんどTVのドラマを継続的に見ることはなかったので、これは異例のことだった。(大河ドラマは私の影響で見ていたけど)

昔はよく朝ドラの舞台になった場所も一人旅をしていたという。特に「ゲゲゲの女房」がすごく好きで、モデルになった水木しげるさんの故郷、島根まで足を運んだらしい。

 

当時、私は朝ドラをほとんど見たことがなく、朝ドラを見る人はおじいさんやおばあさんだと思っていた。もしくは昭和的な善男善女。のぶはホントにこんな人。朝ドラに出てくるような、飾り気がなく清く正しく優しい感じがぴったりの人柄だった。

 

私がのぶと朝ドラを楽しむようになったのは「あまちゃん」(2013年4月~)から。クドカンのドラマは絶対に面白い。幸いだった。最初に全部通して見たのが朝ドラ屈指の名作だったから。

以来、「ごちそうさん」「花子とアン」「マッサン」「まれ」「あさが来た」「とと姉ちゃん」「べっぴんさん」「ひよっこ」「わろてんか」「半分、青い。」「まんぷく」「なつぞら」「スカーレット」「エール」と、ともにささやかに楽しみ、結局、のぶは「おちょやん」の結末を見ずに逝ってしまった。そして今日、「おかえりモネ」が始まった。

清原果耶さんは朝ドラ3回目で、朝ドラにぴったりの透明感!と、2人とも高い評価をしていただけに、残念。朝ドラという私たちの日常も、変わってしまった。

 

でも、私はのぶの代わりに見ます。見続けます。