まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day65 鰻

浜松に来たら、予算が多ければ鰻、少なければ餃子、をお勧めされると思います。この2つは観光客でなくとも、浜松人は大好き。のぶも好きでした。特に鰻は特別なご馳走。土用の丑の日とのぶの年末の仕事納めの日は必ず、1年に3、4度は食べに行っていました。

 

浜松には鰻屋が沢山あります。基本的にまずいお店は淘汰されていて、ほとんど存在しないでしょう。味付けの好みはあるでしょうが。浜松は調理方法が関東風と関西風が混在します(やや関東風のお店が多め)。あとは産地だとか予算、お店の立地とかが判断材料です。


のぶと良く行った、のぶが美味しいと言っていた順に書いておきます。

あつみ

JR浜松駅の近くにあり、たいていのガイドブックにも載っているので、観光客にも人気のお店。土日は予約ができないため当日午前10:00から来店予約のみ(混んでいるときは開店の11:30には昼の部が満席になります)。間違いのない美味しさ。店員さんもベテラン揃いで手際もいい。私らはたいてい年末の最終営業日(12月28日)に行っていました。


 

新角

うちのご近所。土用の丑の日はここが多かったかな。けっこう昔ながらの店構えで年期が入っていて、わりかしリーズナブル。たれが甘め、焼きが強めで下町っぽい。私好み。

 

加茂

奥浜名湖天竜浜名湖鉄道の東都築駅の近く。電話予約が出来なくて、小さなお店なので、日曜など混んでいるときはお昼に行っても夕方の予約になってしまうこともあるらしい。私たちはたまたま平日だったので、早めに行って席が取れました。捌くところから始めるので注文して待ち時間30分程度。浜松にしては珍しく浜名湖産にこだわらず、焼き方もパリッとさせる関西風です。たれも辛め。
 



うな吉

三方ケ原の名店。こちらも捌くところから始まるので注文してからが長いけど、うなぎの骨せんべいがおつまみのように出てくる(美味しい)。関東風と関西風のいいとこどりしたような感じでした。割と大きなお店なので、席待ち時間は少な目。鶴瓶さんのサインがあった(NHK「家族に乾杯」で来たとか。)
 



大嶋

とても珍しい、焼津で育てている供水うなぎを使っているそうです。供水うなぎは毎日数が決まっているそうで、結構早めに完売します(こちらも全国ネットのTVで紹介されました)。関東風の、蒸しの強めなトロトロ柔らか系うなぎでした。たしかウーバーイーツのテイクアウトでも注文できたと思います。

 

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かんたろう・・・名前が変わって現在は「あおいや」さんです。パリッとして辛めで関西風でした。蜆塚の支店は依然「かんたろう」です。
〒435-0028 静岡県浜松市南区飯田町616−2
 

八百徳・・・JR浜松駅の南口・北口両方にあり、料理が出てくるのも比較的早いので、観光客にも人気です。ここはひつまぶしがおすすめ。まだ浜松に来る前は、浜松で鰻と言えばこちらでした。

藤田・・・JR浜松駅南口のホテルソリッソの中にあります。うなぎは標準的です。私が行ったときは接客があまり良くなくて(若いバイトさんが多かった)、うなぎ屋の店員さんはベテランおばちゃんがいいなぁと個人的に思いました。本店は浜松市内の小豆餅で、東京の白金にも支店があるそうです。

やまよし・・・浜松市ではなく隣の新所原になります。天竜浜名湖線の終点駅(JRも乗り入れ)で、駅中にお持ち帰りの売店があります。割とリーズナブルで、お店の裏のお座敷でイートインもできました。珍しいのは鰻がどーんと1尾丸ごと乗ったうどんです。

佳川・・・大型店で、駐車場も大きく、多少大勢で行っても入れないことはまずありません。ちゃんと美味しいです。うなぎ以外にもお料理がたくさんあってなんとなく法事とかやってそうです(のぶの四十九日法要のあと、家族と行きました)。浜松では映画のロケをけっこうやっていて、そういうクルーの写真も貼ってありました。
〒430-0913 静岡県浜松市中区船越町53−4

 

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村こし・・・うちから歩いていけて、おしゃれで美味しかったのだけど、残念ながら東京(西麻布で店名は浜松中川屋」)に移転しました。本店の中川屋は浜松にあります。
〒435-0004 静岡県浜松市東区中野町861−2

 

うなぎ徳・・・JR浜松駅近くの遠鉄百貨店内のお店。2020年の年末に行きました。のぶと食べた最後のうなぎ。

 

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極楽ではうなぎとか食べれるんだろうか?