day58 ちょっとした怒り

のぶがいなくなって以来、さまざまな感情が押し寄せては去ってはまた別の感情が押し寄せて…の繰り返しだったけど、怒りというのはほとんど表に出ることはありませんでした。私はけっこうな怒りんぼなのですが、今日、ちょっとその怒りが出ました。

自宅にのぶ宛のはがきが来ていました（のぶ宛の郵便物も引っ越し先のうちに転送手続きをしてあります）。差出人は楽天カード。

いろんな手続きは終えたつもりですが、のぶの楽天カードはまだ未解約。というのも、まだ引き落とされる可能性があるから、念のため2、3か月くらいはカードは解約しない方がいいと思っていたのです。そういえば先月でもうのぶの銀行口座を解約してしまったので、銀行からの引き落としができていないわ、と思って、代わりに私が請求金額を振り込みました。ここまではいいのですが。

もう請求は今後ないだろうと思って楽天カードの解約の電話をして、ついでに今回の引き落としの内訳を訊きました。そうしたら、楽天市場からの不明の請求がありました。

(だいたい、どこにしろ電話がつながりませんが、ようやく繋がったカード会社の対応の冷たいこと冷たいこと。そりゃ解約の電話だから冷たいだろうけど、亡くなったんです。亡くならなければ解約しません。結局不明の請求の詳細は良くわからず、また一から楽天市場にすることに。電話しても30分以上の待ち時間と言われて、ゲンナリします)

そういえば思い出したことが。お葬式を終え、退職やら引っ越しやら役所やらの手続きで目が回るほど忙しかった時に、楽天市場から電話がありました。

のぶは亡くなる数日前に、楽天市場で愛犬ラブちゃんのご飯(カリカリ)をとある楽天市場のショップに注文していたようです。でも、引っ越した後だからあて先不明で発送元のショップに戻ってきてしまったと。私は、のぶが亡くなったこと、そのあとを追うように愛犬も亡くなってしまったのでキャンセルしてほしいと伝えましたが、ショップの人は受け取ってほしいとの一点張り。すっごく嫌な気はしたけど、本人死亡だから免責になることを伝えて電話を切りました。正直、この時期にこういう交渉って辛かったです。

カリカリは受け取ってないし、ショップに戻っているのに、代金だけしっかり全額請求されていたようです。

ちょっと、がっかりして、ムカつきました。のぶの手続きをこの2か月ほどあちこちでしましたが、みな亡くなった人間とそのたった一人の遺族には優しかった。それに胡坐をかくわけでは決してないけど、ちょっと傷ついた。のぶとラブちゃんをまた思い出して泣いてしまった。

結局、楽天市場のカスタマーセンターに何とか連絡とって、交渉はしてもらうつもりではあります。代金は最悪戻って来なくても仕方がない。でも、そういうことするショップはちょっと許したくない。