day57 浜松城
浜松の中心地、浜松城。うちから浜松城までは徒歩10分程度なので、ちょうどいいお散歩コースでした。
ざっくり言えば、徳川家康が戦国時代(1568年)、ここに浜松城を築いて、浜松と名付け、浜松は発展したのです。
もともとあった曳馬城(今川領)を落して改築し、浜松城になりました。
現在の浜松城の天守閣は復元ですが、石垣など一部当時のものもあり、現在は発掘が再開されていて、毎年さまざまな出土品や資料が出てきているようです。
浜松城がある近辺は起伏のある浜松城公園で、桜の名所でもあるので、土日は市民や観光客が多く訪れます。日曜日限定ですが、浜松戦国武将隊がヒーローショーのように殺陣を演じたり、ゆるきゃらの家康くん&直虎ちゃんが写真撮影会やっていたりします。
発掘が終わったらいずれは公園は整備が進み、安藤忠雄氏デザインの公園都市になるとのこと…楽しみにしていただけに、今は市民じゃなくなって残念。
公園内には天竜ヒノキをつかった建物が素敵なスタバもありますが、スタバができる前から公園内に出店していたコーヒースタンド、タタズミコーヒーを良く買っていました。コーヒー頼むと、浜松のお菓子、まるたやのあげ潮というクッキーが1個付いてくるんですよね。あー飲みたい。
公園内には市立美術館もあります。小さいですが、なかなか良い展覧会もやっていました。まだのぶと付き合っているころ(2011年9月)、ここで私の大好きな画家「ルドン展」をやっていて、2人で見に来ました。思えば最初からデートや行きたいところはほとんどのぶに付き合ってもらっていたなぁ。美術展にはあまり興味なかったかもしれないけど、やさしさの塊だから。この後も美術展にいろいろ行きます。
浜松城公園の西となり(浜松城の敷地内)には、市立中部中学があります(現在は、近隣の北小学校と元城小学校が統廃合した中部小学校も併設)。中部中学はのぶの母校。体育の授業でお城の周りをぐるぐる走らされたそう。
浜松城の東の向かいには、小さいけど浜松東照宮があります。日光や久能山と同じ、家康を祭った神社です。浜松城の元になった曳馬城の本丸跡。ブラタモリ(NHK)タモリさんも来てた。
手水屋に眠り猫がいます。
ここには家康像のほかに、秀吉像もあります。じつは秀吉は14歳の時に浜松で奉公していて、浜松にゆかりがあるのです。先日書いた、家康の家臣、松下家です(場所はもっと南の頭陀寺にある松下家の本家です。こちらにも家康・秀吉・万千代こと井伊直政の像があります)。いろいろ出世した人の若いころ過ごした場所ということで、浜松が出世の街と呼ばれる所以ですね。
余談ですが2023年の大河ドラマは松本潤さん主演の「どうする家康」なので、きっと浜松時代もたくさん描かれるはず(家康が浜松にいたのは28歳~45歳くらいまでで、結構失敗の多い時代でもあります)。
浜松城の北側はひときわ高い建物、ホテル・コンコルド浜松。
2012年、のぶは私の誕生日にここの最上階の景色が素晴らしいレストランに連れて来てくれました。当時はまだ入籍前。たぶん、すっごい奮発してくれました。見てこのデザート。
(当時は恥ずかしかったけど、これをレストランのスタッフに頼んだかと思うと)泣けるよなぁ。
浜松城公園の南は市役所・中区役所。さらに南に行くと、のぶのお気に入りのコーヒーを出してくれるレストラン・カフェのケラパ。
オフィスビルが多い大通り像だけど、古民家風の一軒家。中もとても素敵。何度かランチに来ましたが、のぶはここのコーヒーが大好きでした。グアテマラ・コーヒーで、すごくスモーキーで香りが強め。のぶはコーヒー好きだったけど、たぶんここのが一番好きだったと思う(最近セブンイレブンでグアテマラコーヒーを出したけど、もっとスモーキーだった)。
いまはまだ気持ち的に行けないけど、いつかまた、のぶの足跡をたどる旅をしたいです。