まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

32日目。年金

先日、年金事務所に行ってきました。のぶの厚生年金の手続きです。まだ受給者の年齢ではありませんが、遺族年金が私に支給されるそうです。

 

のぶは今の会社で29年、その前に契約社員やらバイトやらやっていた時代は国民年金を5年ほど、1度も滞りなく納めてきました。真面目なのぶらしいです。

 

あと会社の退職金や共済の保険やらの給料天引きでかけてきたものがあり、それも遺族である私が受け取ります。のぶのものなのに、私が受け取るのはなんだか気が引けます。のぶが頑張って働いてコツコツ貯めた貴重なお金だよ。

 

生きている時はのぶは贅沢をしない地味な生活だったけど、給料もそんなに多くないしお金持ちではなかった。独身時代は実家暮らしだったからそんなに貯金もなかったみたい。地方の会社員ってそんなものだと思うけど、優良企業の正社員の強みは福利厚生や退職後の年金だと思う。その恩恵を受けられないなんて。

 

生きていてくれるのが一番だけど、それはもう夢になってしまったので、せめてそのお金は無駄使いしないようにのぶのために使いたい。何ができるのかなぁ。

 

若い頃はお金は凄く大事だったけど、いまは分相応以上のお金はいらないと思う。全財産あげるからのぶ生き返ってほしいもんな。2人して一文なしは現実には困るだろうけど、生きていれば何とかなるよ。

 

(そうだ、とりあえず空き家になった義実家を壊して更地にして借地を返すという大仕事が残っている、これで大半は使うと思う)

 

お墓はもう代々のものがあるので新たに建てる必要はないけど、納骨が終わったら毎月浜松に通いたい。お花やお線香を備えて話をしに行きたい。

 

いつか私も行くから(子孫がいないので永代供養もしなくちゃだ、なんだ、使い道いっぱいあるよ)。