まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

19日目。虚しい

役所関係のいろいろな手続きが進んできて、早急にやらなくてはいけないことも少なくなり、だんだんとせわしなさが落ち着いてきた。それと同時に虚しさもどんどん大きくなってきた。

 

なぜ私は生きているんだろう。

 

もう…考えてもどうしようもないのだけど。

 

私よりのぶは5歳上で、男女の平均寿命(余命)があるから、普通で行けば私は10年くらいは一人で生きていく予定だった。

 

いま一人になるなんて、考えもしなかった。これからあと10年一人かぁ(それだと私は年金貰えないなぁ)。

 

もともといつ自分が死んでも受け入れる覚悟はあったけど、いっそうどうでも良くなった。仕事も今はする気になれない。

 

アトリエのすぐ近くに母が一人で住んでいて、83歳で元気だけど、昨日ちょっと腰を捻ってしまった。今日は病院に連れて行って、帰ってから買い物に行き、ご飯を作った。このまま母の介護生活が続くのかな。まあそれでもいいかという気がする。何かをやってないと苦しい。2月に開催されるグループ展覧会の出品も引き受けることにした。そんなにたくさんは出せないけど、世間に忘れられるのも怖い。もうほんとにどうして良いやら。

 

まだのぶは近くにいるような気がする。いつか本当にいなくなってしまい(天国だか極楽だかそれとも地獄だかどこかの異世界だかに行ってしまって)、私がそれを自覚したら、本当に寂しくなるのだろうか。そんな日は死ぬまで来ないのかな。

 

のぶは後悔してないのかな、私を残して行ってしまって。それを訊く術もない。

 

ため息が多くなってきた。