まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

18日目。冷たい雨

昨夜は、のぶがいなくなって初めてかもしれない、ぐっすり眠った。もともといつも朝まで目が覚めずに眠れるタイプだったけど、さすがにここのところはずっとよく眠れない日々だった。2匹の猫達も私と同じベッドでぐっすり眠っていた。

 

のぶはショートスリーパーだった。夜中に何度も目が覚めてトイレに行く(年齢のせいだろう)。平日の出勤する日は朝5時起きだった。6時にはマンションを出て近くの実家に行き、愛犬にご飯をあげて軽く散歩。7時には会社に向かっていた。

 

誰も自分の寿命を知らない。知っていたらもっと大事に生きていたかもしれない。余命が宣告されていたら、のぶは会社は辞めて、退職金で最期に行きたい場所に行っていただろうな。好きなことをしただろうな。

 

のぶは現職で亡くなったので、退職金も受け取らず、毎月納めていた厚生年金も、保険の満期解約金も受け取らず仕舞いだ。そういうお金は遺族である私が受け取ることになるのだけど、のぶに受け取って欲しかった。お金は命には変えられない。のぶは借金もないけど、普段はほとんど贅沢はしなかった。のぶに使って欲しい。私は使えないよ。全部治めるから、のぶを返してもらえないだろうか?

 

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私の知人にブリザードフラワーをいただいた。半永久的に美しく、枯れない花。私の心。