12日目。幸せとは
今日は65km移動でマンションへ。アトリエに持ってくる仕事道具のまとめ(あとは26日に引っ越し屋さんに運んでもらう)。
毎日、出来るだけ3食用意し、のぶの祭壇に供える。のぶとは本当にいろいろなところにご飯食べに行ったり、美味しいものをゲットして食卓で食べた。仕事も趣味もあまり共通点がない私たちにとっては「食」が共通の趣味だと思う。
浜松に行ったついでに、和菓子屋の巖邑堂(がんゆうどう)に行って今季最後の栗蒸し羊羹とみたらし団子を買い、供えた。
でも今はもうのぶはもうこれを食べられない。食べさせてあげたかった。宗教の世界はよくわからないけど、お供物は「食べている」と解釈すればいいのかな。
出会ってから10年、のぶは幸せだったろうか。もっともっと幸せにしてあげたかった。もうこの世に思い残す事はないから、すごろくをあがってしまったんだろうか。出来ればあと10年、一緒に幸せな時を過ごしたかった。何を言っても無理な事はわかっているけど。いま、のぶが幸せならいいんだけどな。