まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

days 6月になった

パリとロンドンのライブ出発まであと10日ほど。

 

長い道のりだった。単に物理的な時間もあるけど、心の問題もある。のぶの死以来、私は心からpsbを楽しめているかといえば、NOかもしれない。もちろん私の()生きる支えであることは確かだけど。

 

2019年9月11日に、dreamworldツアーのチケットを取ってから3年と9ヶ月。チケットがなかなか取れず(日本のクレジットカードが決済を通らなかった)あの日のことは今でも今でも覚えている。ソファで横に座ってたのぶが「寝るね」と行って寝室ね去るまで4時間ほどかかってチケットを3箇所確保した。半年は旅行の予定をして楽しんだ。

 

それから半年後にはコロナが世界を席巻し、ツアーは中止,飛行機もホテルも全てキャンセル,世界がいっせいに動きを止めた。

 

それから10ヶ月後にはのぶがこの世から消えてしまい、私も半分は死んでしまった。

 

dreamworldは2年延期を経て2022年に開催され、欧州はほぼコロナ前の世界に戻り、日本も1年遅れで社会がコロナを忘れたかのように元に戻っている。

 

ただ私の心は戻ったとは言えない。まだ喪失感は癒えることはない。

 

きっと2023年6月にはもうちょっとマシな自分になってると思うっていたけど、そんなことは全くなく,ただただ私は早めの「老後」を日々潰している…退屈な人間だ。

 

だからこそパリとロンドンには行きたいと思う。私はこの最後の希望(それでも行きたいという自分)にすがっている。

 

何もないかもしれない。変わらないかもしれない。辛いだけかもしれない。怖くもある。でも自分は他人から見たらこんな機会を与えられて羨ましいと思われているかもしれない。実際にそうかもしれない。

 

だから行こうと思う。