day240 ピエタ
先日ネットで見た話題の一つ。
バチカンのサンピエトロ寺院にある、ミケランジェロのピエタ像の様々な角度から見た画像が公開された。
私も30年も前にサンピエトロ寺院でピエタを見たけど、当然、正面からしか見たことがない。確かやや高いところにあったので、見えるのはほぼマリア様の顔と、キリストの横たわった身体だ。
キリストの顔はほとんど見えない。今回の記事では、その顔を上から見た画像があった。
キリスト、微笑んでる。意外だったわ。
(奈良の興福寺の天平仏、阿修羅像は、興福寺に安置されている時には背面が見えなかったけど、数年前に東京で展示された時には背面も見ることができた。阿修羅の第2、第3の顔もよく見えた。あれに似ている)
死ぬまでは辛いけど、死んだら安らかなんだろう(とミケランジェロは考えたのだろう)。私もそう思う。無になるとはこういうことなのだな。
のぶも、仏様にそっくりだった。救急病院で合流した叔母が、のぶを見て泣きながら何度も「天平仏のように穏やかな顔をしてる」と言っていた。お葬式で、湯灌してもらったあとはもっと仏様みたいだった。本当に熟睡しているみたいだった。
苦しみから解放されたなら良かったと思う。