まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day134 スターの訃報

今日も2週間前と同じく、ギャラリーで留守番。

 

去年10月の再展示で、同じ仕事。去年10月は浜松からの通いで、火曜日はこっちのアトリエで仕事だから都合が良かった。でも辛い日々ばかりを思い出してしまう。

 

あの時もラジオを聴きながらだった。ラジオのジングルで記憶が蘇る。のぶは辛い時期を過ごしていて、私はただ働くことしか出来なかった。今思えば働いて日銭を稼いでも仕方がなかった。もっとそばにいれば良かった。そんなこと言っても仕方がない。いまはのぶは穏やかに過ごしているはず。

 

先日、田村正和さんの訃報が流れた。当たり前だけど、スターだって人間だからいつか亡くなり、みなありし日の姿をDVDや映像で見直したりする。

 

のぶが大好きなスターは高倉健さんで、やはり数年前に亡くなった。その後、追悼の映画上演が東京で開催されたので、2人で「駅〜ステーション」を観に行った。

 

のぶがこの映画を初めて観たのは、北海道にバイクで一人旅をした時、青函連絡船の中で見たと言う。映画の舞台が北海道ということもあって、印象深かったらしい。それで、私にもいつかスクリーンで見せたかったという。

 

向こうの世界に、健さんは居るだろうか?会えるのかな?それともこっちの世界と同じように簡単には会えない?そもそも姿が見えないとか?生前は誰だったかわからないとか?どうなんだろうか

 

これだけ社会が円熟しても科学が進んでも、死後のことはわからない。だから好き勝手なことを言って惑わしてくるダメ宗教家とかが蔓延るんだろうけど。わからないから想像する。きっと幸せに過ごしているだろうと。完全になくなって欲しくないんだよね、みんなそう思う。確証はどこにもないけど、証明もできないけど、のぶはうちにいるし、穏やかに過ごせている。のぶの望むようになっている。