まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

34日目。エゴイズム

昨夜、知らない番号からスマホに着信がありました。きっとのぶの知り合いからだと直感しました。そしてその通りでした。

 

のぶのスマホは先月解約してしまい、その番号に電話をかけると、番号を変更しましたと、私の携帯番号を案内されます。それでその人は私のスマホに電話をくれました。

 

その人は会社の同僚で、一番仲が良かった人。年齢も同じで同じ部署に長くいて、私も会ったことがありました。

 

のぶは会社での扱いは「退職」となっていて、詳しいことは個々の社員には伝えられていないとのことです。だから1ヶ月以上経って私からのぶがこの世にいないことを伝えなくてはなりません。

 

とても申し訳ない気持ちです。自分の精神的負担を理由に、現実を伝えていない人がまだいるでしょう。でも本当に、冷静にどうやって伝えて良いのかいまだにわかりません。

 

その同僚の方はのぶが突然退職してしまったこと、連絡がつかなくなったことを心配になって、実家やマンションにも行ってくれたようで、でも誰もいない事で私に電話くれたようです。本当に心配をかけてしまって申し訳ない気持ちです。

 

死を伝えない事は不義理になってしまうでしょう。伝えなくてはならない事は当然なのですが、のぶがふっとこの世から消えたことを一番信じていないのは私自身なのかもしれません。認めたくないのかもしれません。ただのエゴイズムなのでしょうか。

 

今でも愛車に乗ってのぶがアトリエの駐車場に入ってくる姿が見えるようです。

 

もう少し時間が欲しいです。