まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day387 2月

2022年のカレンダーの最初の1枚をめくる。1か月が過ぎた。

 

私にとって忘れられない最悪の2021年が過ぎ、心の平穏が、ほんの少しは訪れると思っていた。

 

実際はそんなこともなく、1年前と同じような、家から出ない生活が続く。それはコロナのせいでもあるけど、家から出ない言い訳でもあるから都合がいい。

 

時間が止まってしまったような、あるいはタイムリープを起こしてぐるぐるまわって出られなくなっているような、毎日毎日同じような終わらない時間を生きているような気がする。

 

何のために生きているのだろう。

 

目標も楽しみも何もない。

 

死んでもきっとのぶには会えないと思う。死んだら無になってどこにも行かないと思う。

 

自分の死がいつやってくるのかわからないけど、自分の後始末を誰かにやらせるのは申し訳ないので、全てをきれいさっぱり片付けたい。何もいらない。全てを処分して、身ひとつになって、のぶが亡くなった元浜のマンションに行き、冷たい床に横たわって命が尽きることを繰り返し想像する。

 

(50代で亡くなった人は本当に多い。)

 

でも同時にあれが欲しい、あれを食べたいという強欲さも出てくる。困った。

 

こんなことを考えているとあっという間に24時間経ってしまい、何もできないまま寿命を削っている。