まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

10日目。引越し準備

今日は65km走らせて浜松へ。まずは私の持病の通院と、その後、ジムの解約と、のぶの会社へ書類をもらいに。

 

のぶはここに28年勤めました。偉いよ。すごくえらい。会社勤めをほとんどしたことない私にとって会社員は憧れ。「好きでやってる仕事じゃないけどねー」と言っていた会社員ののぶから見れば個人事業者の私は自由気ままで羨ましかっただろうけど(有給ないし、コロナ禍ではかなり軌道修正が必要だしそれなりに大変ですよ)。社員食堂もいっぺんくらい食べたかった。

 

のぶが家のいつもの棚の上に残した、小さくて古い革の小銭入れの中に、社食の食券が4枚残されていた。

 

定食は食券2枚。カレーやうどんなら1枚。去年の終わりくらいにのぶは「もったいないから食券1枚で済むカレーにしてる。毎日カレーだよ」って言ってた。それを聞いて私は「2枚使って定食にしなよー」と五千円を渡した。買ったのかな。この残りはその食券だろうか。これ使って最後にカレーでも食べたかったけど、部外者は食堂には入れないらしい。残念。

 

ちょうどお昼をまわっている。会社で一通り説明を受けた帰り、役所に寄る前に、会社の近くの天はるでランチ。ここはのぶと何度か来た。ゴージャスで揚げたての天丼が千円で食べられる。

 

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この天丼ともしばらくはお別れ。

 

役所で必要な書類を取って、マンションの引越し業者と打ち合わせ。私の荷物の整理と運び出しを、浜松の友人に来てもらってちょっと手伝ってもらった。精神的にもこういうお助けはありがたい。

 

私は浜松大好きなんだよね。気候も人もあったかい。美味しいお店も多い。私にとって浜松はのぶそのものだ。(私の実父も浜松で育った人だけど)。またいつか住めるかなぁ。

 

今日も必要な事はほとんどこなして、往復130kmを無事に行ってこれた。のぶが見守っててくれたからだろうね。