まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

38日目。病

昨日は本当に辛かった。何故こんなに試練がやって来るのだろう。

 

この1年間、世界中が新型コロナ禍で、人生を狂わされた人は多かったと思う。大切な人を失った人も多いと思う。

 

私は仕事のひとつをほぼ失いかけている。ただ仕事なら他に探すなり転向するなりなんとかしていくしかない。でも大切な人を失ったら帰ってこない。

 

のぶはこの1年、病で苦しんでいた。コロナとはなんの関係もないけど、たまたま重なってしまった。世界中が重苦しい空気に包まれ、自粛し、笑顔が消えていくのと同調する様に、のぶも病に落ちてしまった。原因は不明だった。

 

大きな病院から小さなクリニックまでいろんな科に行っても原因がよく分からず、様子見の期間や薬が増えていくだけだったかもしれないけど、それでも何もしないわけにも行かず、2人で藁をも掴む思いで手探りで進むしかなかった。

 

最初は会社に行きながら通院していたけど、だんだん行けない日が増え、結局休職した。のぶは本当に良く頑張っていて、ずっと復職を望んでいた。今思えば、頑張って復職なんて目指さなくても良かったのに。

 

のぶが亡くなる1週間後に、大きな病院の診察予約が入っていた。ようやく取れた予約、もうちょっと前に取れていたら、と悔やむけどどうしようも無い。

 

もう、後悔ばかりしてしまう。自分はもっとのぶのために出来たろうに。もっと苦しみをわかってあげたかった。どうやってのぶに詫びたら良いかわからない。