まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day319 のんこ、逝く

昨夜遅く、実家の猫、のんちゃんが虹の橋を渡りました。

 

昨日も書いた通り、最近創作物の死(ドラマや映画で描かれる登場人物の死)が多く目につき、しかもそれぞれに違っていてよく描かれていることを感じていた。

 

私自身が死に敏感になっていることは確実だけど、それにしてもここ10年は愛猫や家族が立て続けに亡くなった。たま、ぐり、ショコラ、義母、実父、夫、そしてのんこ。

 

ただ、のんこの死に関しては私はそれほど悲しくない。のんこは猫にしてはご長寿の18歳半だったし、本当に強く自由に生き切ったので、悲しむ必要がないほど清々しく生き切ったと思う。

 

13歳の時に猫の致命病とも言える慢性腎臓病にかかり激痩せしてしまった時に、のんこの命もこれまでと思ったけど、当時の新しい治療薬セミントラが劇的に効き、継続投与で、亡くなるまで腎臓病の症状が出なかった。お医者さんの話によるとここまで効き目が出る猫は少ないらしい。

 

のんこは元ノラ猫なので、10歳近くまで外に出かけていた。女だてらにたびたび猫と喧嘩もしたし、鳥やトカゲも捕まえてくる野生児だった。怪我をしてもすぐ治ったし、とにかく丈夫で賢い。

 

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私はのんこを尊敬すらしていた。

 

甘ったれの一面もあり、特に実父の膝で寝るのがお気に入りだった。お客さんも大好き。どうやら男性の方が好きで、のぶもよく膝に入られていた。

 

のんこは1週間ほど前にちょっと体調がすぐれない感じだったけど、3日くらい前までご飯も食べていたし、亡くなる日までトイレにも自分で行っていた。そして眠るように逝った。

 

羨ましく思うほど、幸せだったと思う。18年前に想いを馳せると、私自身もいろいろあったなあと思う。のんこにただただありがとうと言いたいです。