まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day294 旧友

大阪から帰ってきたら、旧友から手紙が来ていた。

 

彼女は小学校から高校までの同級生で、現在は結婚して県外に住んでいる。小中はほとんど喋ったことなかったけど、高校は毎日一緒に通った。努力家で調子が良く、ちょっと他人とは変わった子だったと思う。高校を卒業してからもちょくちょく一緒に旅行に行ったり(海外が大好きなのは共通)、彼女の結婚式も出席した。でも彼女に子供が出来て、お互い住んでいるところも遠く、仕事も忙しくなったためにここ10数年は会うこともなくほとんど年賀状程度の付き合いになった。SNSでも繋がっていないので、お互いの近況はほぼ分からない。お嬢さんは高校生くらいかな、程度。

 

その彼女から、封書での手紙。はて?

 

読んでみたけど、内容が抽象的だ。元気?とかまた会いましょう、とかが中心で具体的なことが書いていないのだ。

 

差し出し人名が彼女の旧姓だったので、もしや離婚したのかなと思ったけどその報告も書かれてない(多分仕事では旧姓を使っていると思うからそれも確証なし)。

 

内容が薄い、というか、探るような口調なのは、昔からだ。彼女は昔から、自分のことはほとんど言わない。でも他人のことは人一倍知りたがる。

 

私は彼女に結婚したことも教えなかったのに、彼女から「結婚おめでとう」と電話がかかってきたことがある。今回の事も同級生には誰にも言ってないけど、何故か知っているようだった。絶対に直接は言わないけど、カマをかけて言わせるような書き方だった。

 

彼女の好きな部分もたくさんあったけど、この人の人生を「興味本位だけで」知ろうとする部分はきらいなのだ。

 

ただ今は彼女も50過ぎた大人になっているはず。一度ゆっくり話してみたい。まあちょっと勇気がいるけど。