私とのぶの結婚指輪は、私の大学時代の友人(プロのアクセサリー作家さん)が作ってくれた。
のぶが居なくなって、住んでいたマンションはすぐに引き払ってしまい、実家も先日解体したので、のぶのものはほとんど捨ててしまった。
なぜ捨てたのか、昔の自分だったら理解できなかったと思う。でも、配偶者やパートナーが突然亡くなってしまった人は割と全て捨ててしまったという人は多いようだ。後から悔やむ場合もあるけど、やはり辛い気持ちが強く、そういう行動を取る人は多い気がします
何を見てものぶを思い出すから。
指輪は、私ものぶも普段は仕事で邪魔になるのでしていなかったけど、2人で出かけたりする時はたまにしていくことがあった。今はのぶの唯一とも言える形見だ。
四十九日までは毎日、私の左手薬指にしていたけど、のぶの指輪は少しサイズが大きくて違和感があったので、今はネックレスにしている。
私の猫のペンダントヘッドと共に。