まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day211 飯田

のぶは2020年の1年ほとんどを、原因不明の体調不良で過ごしてしまったのだけど、2年前の夏、7月も体調を崩して会社を休職していた。

 

8月に入って体調も落ち着き、8月のお盆休み明けに復職する予定だったので、気分転換に、乗ってみたかったJR飯田線に、青春18きっぷで行ってみようという事になった。2人とも初の飯田線

 

(実は、前日は行くと言っていたけど、当日の朝、行きたくないと言い出した。この病気の症状は不安とセットになっている。ダメ元で豊橋まで行っても体調が戻らなかったらトンボ帰りするつもりで出発した)。

 

浜松から30分ほどJR東海道線豊橋まで行って、ここで始発の飯田線に乗り換え。心配だった体調不良も大丈夫ということなので、飯田線に乗り換えた。

 

愛知県内は普通のローカル線で、再び静岡県内の山間部に入ると、いわゆる秘境駅が続く。秘境駅には何もない。かつて林業が盛んだった頃は集落があったけど、いまはほとんど人が住んでいないので、停車しても乗る降りする人はまずいない。だから秘境駅

 

飯田線は駅数が多く、ゆっくり走るので、とにかく時間がかかる。東京や大阪から日帰りで行って帰るのは難しい場所にあるから、JRでありつつもなかなかに行き辛いのです。

 

お盆休み前の平日だったため乗客も少なく、名古屋から念願かなってようやく来れたと言うおじさんと車内でお喋りなどして、のぶは楽しそうだった。来てよかったと思いました。

 

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日本有数の秘境駅小和田駅。うっかり降りても本当に周りに何もなく、電車も2時間に1本程度なので絶対降りないこと(わざわざ降りて楽しむ秘境駅ツアーもありますが)。

 

朝早く家を出て、午後1時に目的の飯田駅着。山の中だから涼しいと思いきや盆地で暑かった!38℃くらいありました。

 

お蕎麦を食べ、唯一の目的地は、人形作家の川本喜三郎さんの美術館。ほぼ貸し切り!来れてよかった。

 

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4時頃に飯田駅からまた浜松まで4時間ほどの電車の旅。

 

来てよかったよね?何度も私はのぶに訊いた。無理して無いよねって。もしかしたら無理してたかも知れなかったけど、きっと私の喜ぶ顔を優先してくれたと思う。

 

でもこの後本当に回復したと思う。1週間後には1人で甲子園に高校野球を見に行ったし、復職できたし、8月の終わりにはまた2人で青春きっぷで熱海に日帰り旅行もした。

 

ずっと回復してくれていたらよかったのに。この旅行から半年くらいでまたぶり返してしまった。根本的には治っていなかったんだね…。悪いところ、その治療法、どうにかして見つけたかった。役に立たなくてごめんね。