まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day204 頑張りすぎ

頑張ることは、こと日本においては美徳だ。頑張ることは良いことだとみな知っている。

 

ただ、私は頑張りすぎて、空回りし、誰も幸せにならなかった。「頑張る」の最下級(最上級の反対)だ。

 

頑張り過ぎてうつ病になったのぶにとっても、いま頑張ることは禁物だったはずだ。私だってわかっていた。なのにどこかで自分の頑張ってる姿を見て、のぶも頑張って頃に戻って欲しいなんて、ずうずうしいことを思っていたのかもしれない。結果的に、働けない自分を申し訳ないと思わせてしまった。私は自分の努力を極力見えないところでするべきだった。

 

私とのぶは根本的に似ていたのかもしれない。

 

ただ、うつ病の家族とどうやって一緒に暮らしからいいか今でもわからない。心療内科には極力、一緒に行って話を聞いた。会社の面談もした。やり過ぎだったのかもしれない。足りなかったのかもしれない。わからない。

 

自分に言えるのは、のぶに合ったお医者さんに出会えなかったのが悲劇だ。対応で良いかなと思っていたお医者さんの処方で症状が悪くなったこともある。心療内科の処方薬は効き目が出るまである程度の時間が必要で、安易なドクターショッピングは危険だ。

 

患者にあった医者に出会うのは、運なのかな。運が悪くて死んだなんて思いたくないのだけど。

 

私は頑張りすぎてしまった。自分にも他人にも、いい結果を求めすぎたのかもしれない。製作の仕事にはそれは無くてはならない要素だ。

 

頑張らなくても幸せになれる方法を教えてくれ。