まごころのぶ

2021年1月10日に急逝した愛する「のぶ」の生きた足跡です

day161 図々しく

23回目の日曜日。

 

のぶがいなくなってもうすぐ半年近く経つ。相変わらず自分の心が空っぽで生きた心地がしない。極力誰にも会わず、色々なものから避け、現実から目を背けて暮らしてきた。でもまだ図々しく生きている。

 

やらなければならないことは残っている。まずは来月の初盆。ずっと神道の私には、浜松の手間ひまかけるお盆はハードルが高い。でももう実家のお仏壇(御神体)はうちに移したので、浜松式の3日かけるお盆はやらないつもりだし、浜松のお寺でやる寺施餓鬼だけ出席したいと思う。

 

最も厄介なのはのぶの実家(空き家)。ずっと放置したまま足を踏み入れていない。水道はお葬式の日に偶然にも水道管が凍って水漏れするハプニングがあって、水道局に止めてもらっている。ガスはずっと前から止めている。電気の基本料金と火災保険だけは私が引き継いで払っている。

 

実家は築60年以上の難あり物件で、不明な点も多い。のぶから聞いていないのだ。わかっているのは土地は借地で建物が所有であること。土地の大家さんには、近いうちに建物を解体して土地を返す事を告げている。ただ借地代は半年に一度、のぶがボーナスで払っていたそうで、そろそろ今年の後期分の請求が来てもおかしくないのだけど、まだお知らせが来ていない。しの賃貸契約がどうなっているのかも全くわからない。

 

とっととやれば良いのだけど、何故か火災保険が3軒分に分かれている。どうやら小さい棟が3つという計算らしい。そのうち1棟(と言っても1部屋)を人に貸しているのだ。ただしそこも無人で物置状態。それが問題で。

 

もういろいろわからなすぎるのでこれは弁護士か司法書士に相談しなければならなそう。

 

本来この実家の始末は、のぶが定年退職したらやるつもりだった。こんな面倒を受け継ぐことになった。これが片付くまでは死ねない。